水野仙子―理智の母親なる私の心
武田房子 四六判/230頁/2,000円
ISBN4-8107-0411-4
95.10発行

 

〈第19回福島民報出版文化賞〉

1909年(明治42)年、「徒勞」で田山花袋に激賞され満21歳で福島県須賀川から上京した水野仙子の、肺を病んで群馬県草津町の聖バルナバ医院で亡くなるまでの31年間の生涯を作品にそって詳論。
「自我にめざめた近代人のつらさと哀しさ」を仙子の生涯にみる著者の
年来の労作。